2013/04/18
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市立図書館だと人気作は予約が詰まっていて回ってくるのは早くて半年後か、といった具合なのでほぼ諦めていたが大学の図書館で借りればいいのではと気付き探してみたらあるある、舟を編むもabさんごも猫がいなくなったらなんとか~も朝井リョウもあった。
(ぼくの大学は本を読む奴がいないらしい。)
早速苦役列車を借りた。
以前のキャンパスでは1週間しか借りられなかったが3年になると2週間借りられるらしい。
西村賢太の文体好きだ。中島敦の山月記を読んだときのような、知らない言葉の意味を調べて自らの語彙力を増やすみたいな快楽があった。
いきなり"嚢時"という初見の単語で始まる。嚢など金玉を表す単語でしか見たことがない。
西村賢太ともじぴったん対戦したらめちゃくちゃ強そうだな。この人のブログも面白い。
(嚢時-のうじ、見栄坊-みえぼう、畢竟-ひっきょう、初手-しょて、陥穽-かんせい、
愚昧-ぐまい、虚室-きょしつ、買淫-ばいいん、艀-はしけ、業腹-ごうはら、インチメート、購める-もとめる、壜、閑所、与う)
難しい単語ばかりかと思ったらインチメートのようなカタカナ語も時折混じり、それがかえってコントラストを持って良い。