2012/11/29
一度、ミスチルのライブに行ってみたい。
一時期ドハマリして全楽曲を聴いた男なので、一応すべて知っている。
昨日発売された新アルバムも気になる。買えないけど。
高校時代はミスチルに飽き、RIP SLYMEに移行した時期でもあるのだが、
リップスライムは今メンバーのソロ活動が目立つようになり、新アルバムを発売する気配が無いし、昨年ベストアルバムやら裏ベストやらPV集やらを発売してライブツアーを行なったので今は静かな状態である。
もっと言うと、現時点で最後のアルバム「STAR」はイマイチだった。
その前、JOURNEYのほうが遥かにボリューミーで聴き応えのあるアルバムだ。
「Beauty Focus」、最高。
リップスライム危うし、である。
[追記 23:48]
「127時間」がすごかった。
上映時間が短いゆえ、主人公に感情移入できないのではないかと思っていたが瀕死状態のアーロンが回顧するという形で補填できていたのは見事だった。
そこで補填できるから余計な前置きは必要無いと判断したのだろう。
映画としても画面を3つに縦割りし、軽快なBGMを流しつつ見せるスピーディーな序盤から時間と孤独との戦いになる静寂の空間。この差が物語に前のめりにさせてくれる。
ヘッドホンから流れているサウンドがブツリと途切れて突如巻き起こる落下事故。
挟まれた腕を見て状況を把握しようとしているアーロンの表情を岩壁越しに見据えながらタイトル「127hours」がフェードインする演出も秀逸である。
予め127時間という数値が明示されているため、観客は「助かるのか助からないのか」という心配より「どうやって脱出したのか」ということを考える。
前者は客観的に捉えているからこそ生まれる疑問だが後者はアーロンと同じ立場での考えだ。アーロンもこのときいかにして脱出すべきかを考えていたはずだ。
あらゆる手段を尽くせば尽くすほど、アーロンが死を覚悟すればするほど観客は脱出方法を自ら探ることになる。
そしてなんともリアルで痛々しい右腕切断のシーン。神経を切る際に脳内に響く電子音は強烈な不協和音だ。全身がゾワッとして思わず眉をひそめてしまう。
映画なのだから127時間後に助かってることは大方予想できるが、それでもここまで感情移入させて感動させてしまうダニー・ボイルの技量とジェームズ・フランコの演技力に脱帽である。
何よりも上映時間が短い(94分)ことが素晴らしい。
「桐島~」のDVDをずっと待ってるんだけど、まだ上映してるっぽいな。すごいけど。